隣の音鳴り

このブログはギター/ベースの機材について紹介していくブログです。

Matchless DC-30のモデリング機材

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誰もが知っている名機。Matchless DC-30


matchless dc 30 (92 ) complet test

全世界で多くのアーティストを魅了していますね。
本サイトのBUMP OF CHICKENの藤原基央さんの機材を紹介した時にも登場しました。

www.tonari-otonari.com

美しいクリーントーンと、中域の豊かなドライブサウンドが人気の理由です。

しかし! 高い! 50万円ほどしますね。
いい年した社会人なら手を出せるけど、学生にはちょっと厳しいですよね。

代わりにDC-30をモデリングした機材を紹介いたします。

マルチエフェクター編

マルチエフェクターには多くのエフェクターやアンプがモデリングされていますね。
その中でDC-30のモデリングが入っているものを紹介します。

LINE6 Helix / HX STOMP


Line6 Helix /HX Stomp Matchless DC-30 Ch.1 & Ch2 Demo

昔からLINE6はアンプシミュレートに関しては強いですね。
デジタルのモデリング技術は近年どんどん上がっているので、
動画から分かるように、ちゃんと使える音ですよね。

Helix LTなら約13万円程度で買うことができます。(2019/10現在)
HX STOMPなら約8万円ですね。

もちろんDC-30以外に300種類以上のアンプ/キャビネット/エフェクトなどが含まれてこの値段。
なんでもできちゃうし、お気に入りの音が絶対見つかるはずです。

MOOER GE150 / GE200 / GE300


Mooer GE200 Patches | Matchday vol1 | Playthrough (Matchless DC-30 Model Demo)

最近元気なMOOERのマルチエフェクターです。
安くて高性能といった印象です。

GE150 約2万円
GE200 約3.5万円
GE300 約8.5万円

非常に安く、クオリティが高いです。
GE300はこれまでのエフェクターの概念を覆すようなTONE CAPTURE機能もあります。
ギターの特性やアンプの特性をキャプチャーしてしまう技術です。

これを使ってスタジオでDC-30借りて、取り込めばかなりのクオリティになる可能性がありますね。

BOSS GT-1000


Boss GT-1000 Patches | Matchday vol1 | Playthrough (Firmware 2.01 Matchless DC-30 Model)

言わずと知れたBOSSのマルチエフェクターです。
GT-1000 Ver.2.00に上がった時に「MATCH COMBO」というアンプが追加されましたが、
おそらくDC-30のモデリングでしょう。

GT-1000は約11万円、かなり軽量で小型なので持ち運びもかなり便利です。
BOSSのエフェクターは苦手な人も多いのですが、バンドサウンドになじみやすく、
非常に良いエフェクターだと個人的には思っております。

BOSS GT-1


BOSS GT-1 OVERDRIVE - MATCH CRUNCH [Sound Demo].

BOSSの超絶安いマルチにも「match drv」というモデルが入っています。
D/C-30の左インプットに入力したサウンドをモデリングしているようです。

お手軽にDC-30風の音を出したい場合はよいでしょう。

ZOOM G5n / G3n / G3Xn


Zoom G5n / G3n / G3Xn | Matchless DC-30 | Demo & Playthrough

ZOOMのマルチにもDC-30のモデリングが載っています。
ZOOMのマルチは操作感としてコンパクトを並べているような感覚なので、個人的には好きです。

コンパクトエフェクター編

MOOER Micro Preamp 013


MOOER Micro Preamp 013(Matchbox)

これはMOOERのPreampシリーズの1種ですね。
MOOERのPreampはコストパフォーマンスが圧倒的に高いです。

この小ささなので、自分のエフェクターボードに簡単に加えられますね。

VEROCITY MDC


Vero-City Effects -MDC- Demo Play by ハシグチカナデリヤ

正直今回の記事の中で一番オススメしたい商品です。

verocityさんはアンプの回路をコンパクトエフェクターのサイズに落とし込むという、すごいことをしています。
なので、他の紹介しているものはデジタルモデリングですが、これはアナログモデリングです。

完全ハンドメイドであるため、品薄なことが多い様ですが、確かなクオリティ。

約4.5万円とエフェクターと考えると高いですが、アンプがこの値段で手に入ると考えると、
激安です。

アンプ編

BUGERA BC30-212


BUGERA BC30-212 on a Telecaster (demo)

こちらはDC-30をコピーしたようなアンプですね。
ネットで調べてみましたが、最近はあまり取り扱っていないようですね。

近くの楽器屋さんや、オークション系で探してみるのも手ではないかと思います。
これは実際に弾いたことはありませんが、なかなか動画で見る限りはぽい音がしていますね!

番外編

Kemper Profiling Amplifier


説明不要かもしれませんが、kemperです。
アンプをプロファイリングしてしまう機能を持っているので、もちろんDC-30も取り込めてしまいます。
既に世界中の人がプロファイリングしたものがネットからダウンロードできてしまうので、
DC-30も簡単に出せます。

最近ではフロア版の「PROFILER STAGE」も約23万円程で発売されたので、
ありなのでは、と思っています。

ただまだまだ高い買い物ですね。

まとめ

やはりDC-30は人気なので、最近のマルチエフェクターには大体モデルが搭載されていますね。
個人的にはマルチならMOOERのGEシリーズかHXシリーズの出来がよく感じました。

一番私の推しはVEROCITYさんのMDCです
やはり他と違ってデジタルではなくアナログで再現しているところに、
アンプらしさというものを感じます。

皆さんもなかなか高くて買えないマッチレスのDC-30ですが、
本物をどこかで試奏した後に、今回紹介したものも試奏してみて、
近いものを選んでみてはいかがでしょうか。

以上