今回はBUMP OF CHICKENの藤原基央さんの機材について紹介をしていこうと思います。
BUMP OF CHICKENは2016年にアルバム「Butterflies」をリリースし、
そのアルバムをひっさげスタジアムツアー「BUMP OF CHICKEN STADIUM TOUR 2016“BFLY”」を行いました。
知っている人は知っているでしょうが、最近はBUMPの足元はほぼほぼFree The Toneで
まとめられています。Free The Tone のサイトにも機材が載っています。
BUMP OF CHICKEN STADIUM TOUR 2016“BFLY”日産スタジアム公演にて使用された藤原基央氏の最新機材をご紹介いたします。|News ニュース|Free The Tone
さて機材を見ていきましょう。
アンプ
まずはアンプから見ていきましょう。
藤原基央氏のサウンドはかなりアンプの音中心といえます。
MATCHLESS DC-30
コンボタイプのアンプですね。見た感じはマッチレスを2台縦に積んでいます。
上にはコンボアンプのDC-30で、もう1台下にはキャビネットでESDが積んであります。
いわゆるブティックアンプというやつでその中の代表ともいえる存在でしょう。
素早いレスポンスが特徴で美しいクリーントーンと、中域の豊かなドライブサウンドが多くのアーティストの心をつかんでいます。
クリーン~クランチを得意とするアンプであり、BUMP OF CHICKENの楽曲とも非常にマッチしてるといえるでしょう。
ただ高いのでなかなか手が出ない。
代用としては以下のような機材もあるので、藤君と同じ音が出したいと願う人は以下の記事も見てみるとよいかもしれません。
www.tonari-otonari.com
Honda Sound Works オリジナルモデル
これはHonda Sound Worksの本多氏に作成してもらったものですね。
オリジナルモデルなので具体的な仕様は分かりませんが、マッチレスと同様で、2台縦置きの上がコンボアンプ、下がキャビネットのようです。
エフェクター
ギター小僧たちが永遠と散財してしまうエフェクター、藤原基央氏は何を使っているのでしょうか。
エフェクターでは、変わったことはせず、ナチュラルなサウンドを求めているという印象です。
ペダルボード
いきなりペダルボードの話です。
Forvis Light FP Seriesを使っているようです。
これは板だけみたいなエフェクターボードなので、非常に軽量で持ち運びが便利だそうです。
しかし、BUMPとかは電車移動とかしないと思うのでそんなに恩恵はなさそう。。(笑)
FREE THE TONE / FINAL BOOSTER (ブースター)
Free The Tone : FB-2 FINAL BOOSTER
FB-2というやつですね。
名前の通り、最後につなぐためのブースターですね。
アンプの直前につないで、ドライブ感をあげる役割をします。
(藤原氏はそのあとにオーバードライブつないでますが笑)
素直に音質を変えることなくブーストしてくれます。
特徴としてはエフェクトON時に位相が反転することがありません。
細かい話ですが、位相の反転は音が引っ込みがちになる原因の一つでもあります。
Far East Electric / Drive Pedal (オーバードライブ)
Honda Sound Worksの一時期のブランド名だそうです。
Far East Electricはもうすでにないブランドですね。
3年後の「aurora ark」ツアーではこのエフェクターがKLONのCENTAURに代わっているので、
同様の役割をしていたのではないでしょうか。
Eventide Timefactor(ディレイ)
Eventide Timefactor Delay Pedal Part 1
いわゆる多機能ディレイですね。同じような商品だと、「BOSS DD-500」「strymon TIMELINE」などと比較されることが多いです。
特徴としては音質が非常にクリアという点が挙げられます。
上記の機種などと比較されてる方も、やはり音質のクリアさに関してはEventide Timefactorが素晴らしいと言っている方が多い様です。
ドライブペダルもそうでしたが、やはり無駄な味付けはせず、クリアで素直な音質を藤原基央氏は求めているのかもしれません。
(近年のBUMPの楽曲は美しいものが多いと感じます。)
その他
その他は以下のようなものがあります。
Free The Tone製のカスタムのアウトプットセレクター
主にアンプのチャンネルや組み合わせをこれで切り替えているそうです。
FREE THE TONE PT-3D(パワーサプライ)
非常にコンパクトですが、独立した出力端子と、安定した電力供給が行えます。
完全独立した端子が2個ついているので、繋ぐエフェクターが増えてもノイズが乗りにくいという特徴があります。
CU-6550STD(シールド)
シールドにしたるまでFree The Toneですね。
Free the Toneのこのケーブルはプロミュージシャン向けにケーブル作製してきた3名の限られたケーブルマイスターによって提供されているようです。
よほどのこだわりを感じますね。
まとめ
さて、ここまで藤原基央氏の使用機材を見てきました。
総じて、「ナチュラル」で「クリア」なサウンドが意識されているように思います。
しかしハイエンドなものが多いので、本人と同等のものをそろえるには少しお金に余裕がなければいけませんね。
以上、参考になれば幸いです。